コーチ青山剛の2011トライアスロンWC石垣レポート

2011/04/22 19:44
4月17日(日)、2011年シーズンの日本での開幕戦となる“NTTトライアスロン・ジャパンカップ第1戦/石垣島ITUトライアスロンワールドカップ”が沖縄県石垣市で開催されました。今回はスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロの計51.5キロのオリンピックディスタンス・トライアスロンでした。ワールドカップは2012年のロンドン五輪を目指す世界中の強豪が出場するシリーズ戦で、日本からもトップ選手が集結しました。

もちろん、北京五輪代表でもあり、昨年悲願の日本チャンピオンを獲得した山本良介選手(トヨタ車体)と、昨年のアジア大会で優勝を飾り、一躍来年のロンドン五輪代表筆頭となった細田雄一選手(グリーンタワー・稲毛インター)の2人のオークリー契約選手も参戦しました。この2人は昨年の石垣大会で揃って表彰台に上がっているだけに、今年も多くの期待が寄せられました。

15時45分、ワールドカップ男子がスタートしました。トップ選手が16分32秒でスイムを終えると、細田選手が8位の絶好の位置でスイムを終え、バイクスタート。トップから30秒の間に22名がバイクへ移りましたが、その中にいるはずの山本選手の姿が見当たりません……。

かなり遅れてスイムから上がってきた山本選手は、バイクに飛び乗り、周囲の選手を上手に使いながら徐々にポジションをアップさせていきました。一方、細田選手は好位置でバイク集団をキープし、虎視眈々とラン勝負に備えていました。バイクはロシアの選手を中心に先頭3名が「逃げ」を決めて、そのままランへ。次の細田選手を含む最有力集団(40名)が約45秒差で一斉にランスタート。山本選手はそこから1分30秒遅れでランをスタートしました。

ランへのトランジットで好スタートを切ったのは細田選手。優勝候補ハンター・ケンパー(USA)と肩を並べ、先頭を追います。その後、山本選手も必死に追い上げ、最後まで前を追う姿勢に観客も沸きました。結果、ハンター・ケンパーが1時間50分33秒で優勝。前半攻めた細田選手が1時間52分06秒で21位、山本選手が1時間53分26秒で39位となりました。

昨年の同大会に比べると、来年にロンドン五輪を控えていることもあり、世界からこれまで以上に有力選手が多く参加していました。その結果、かなりハイレベルな展開となりましたが、山本選手も細田選手もその差は紙一重。日本チャンピオンの山本、アジアチャンピオンの細田、共に来年のロンドン五輪に向け、今年が勝負の年になるのは間違いありません!!

プロトライアスロンコーチ 青山剛

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