コーチ青山剛のトライアスロンWC石垣島レポート!

2009/04/29 15:23
4月26日(日)、沖縄県石垣島にてITUトライアスロン・ワールドカップ石垣が開催された。日本のシーズン開幕戦であるとともに、今シーズンのワールドカップ2戦目。また、一般の大会も併せて開催され、国内大会過去最高人数の1900名の参加となり、観客動員数も45,000人を数えるなど、石垣島大会の人気の高さをうかがわせた。私自身は3年ぶりの石垣島大会サポートとなり、一般の部へも日頃指導しているチームアオヤマのメンバーが参加。そのサポート後にワールドカップ観戦をすることになった。

ワールドカップへはオークリー契約選手から、2000年シドニー五輪代表の福井英郎選手、2008年北京五輪代表の山本良介選手(ともにトヨタ車体所属)が日本代表として参戦し、2012年ロンドン五輪を目指す上でも際先の良いスタートにしたいレースとなった。

男子の部に先立って行われた女子では、井出樹里選手が昨年の北京五輪5位入賞の実力を示し、
日本人女子初のワールドカップシリーズ優勝の快挙を成し遂げた。また38歳庭田清美選手も3位となり、表彰式では2つの日の丸が揚がった。

そして、男子のスタート。女子の勢いを引き継ぎたいところであったが、本大会で3連覇4勝をしている今回も優勝候補のコートニー・アトキンソン(AUS)を含む6人の第1集団でスイムからバイクに入った日本選手は、北京五輪代表の田山寛勝選手のみとなってしまった。福井、山本両選手は、バイク第2集団にとどまり、積極的に逃げる第1集団に対して、20名以上の第2集団は動きが悪く、バイク終了時には3分前後の差となり、優勝の行方は第1集団6人に絞られた。

ランでは、アトキンソンが中盤から抜け出し横綱レースへ。そのままトップをキープしたアトキンソンが今大会5度目の優勝を成し遂げた。唯一第1集団で戦えた田山はランで粘るものの、惜しくも6 位となった。福井、山本両選手も第2集団から必死の追い上げを見せるものの、山本14 位、福井23位でフィニッシュ。上位入賞はならなかった。

女子に対して苦戦を強いられているトライアスロン日本男子チーム。スイム、バイク、ランそれぞれ単発での力は世界から引けを取らないほど成長を見せているだけに、トータルでの総合体力(=タフさ)、また大会へ向けた調整能力を上げていくことが今後の課題と思われる。福井選手の適応能力、そして山本選手の身体能力を持ってすればシステマチックにトレーニングを組み立てることで、2012年のロンドン五輪では上位入賞、そして表彰台も見えてくることだろう。今後の二人の活躍に期待したい!

リザルト
14位 山本良介 RADAR Path: White Chrome/Fire
23位 福井英郎 RADAR Path: White Chrome/Slate Iridium


レポート:青山剛http://www.coach-aoyama.com/index.html
トライアスロンのプロ選手から、長年の目標であったプロコーチとして、オリンピック選手のコーチに転身。現在は、競技者だけでなく、子どもや初心者ランナー向けに幅広く「プロコーチ」として指導の場を広げ、レースディレクターとして大会運営などにも携わっている。パーソナルコーチングシステム「チームアオヤマ」をはじめ、全国各地でセミナー、セション、講演、教室を開催中。

ギャラリー

関連製品