BRIDGESTONE INDY JAPAN 300mile

2008/04/22 18:53
4月17日(木)から3日間に渡ってツインリンクもてぎで開催されたBRIDGESTONE INDY JAPAN 300mile、IRLシリーズ第3戦。連日の激しい雨風により、土曜日に予定されていた決勝は日曜日に順延されました。悪天候の中でもたくさんのファンが会場を埋め尽くし、世界最高峰と言われるアメリカンモータースポーツの人気の高さを感じさせました。

2007年IPS(インディプロシリーズ)にて優勝2回、またルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、IRL(インディレーシングリーグ)へステップアップを果たした武藤英紀選手。レーシングドライバーにとって眼は重要なファクターとなるため、普段から眼の保護に対する意識が高くオークリーとアイウェア使用の契約を結んでいます。

そんな武藤選手も今期からこのIRLシリーズに参戦。所属チームが昨年のチャンピオンチームでもあるアンドレット・グリーンレーシングということ、第3戦は日本での開催ということなど、あらゆる条件が揃ったこの上ない舞台がより会場を盛り上げました。

INDYとはオープンホイール(フォーミュラーカー)で、シャシー(車体)は2社が市販するものを各チームが選択します。エンジンも3.5リットルV型8気筒と決まっていますが、さらに2006年からはHonda製のものに決められており、マシンに関する条件はどのチームにとっても限りなく平等なレギュレーションが布かれています。

シリーズ16戦中、11戦がオーバルコース(楕円形コース)で行われますが、今回の会場となったツインリンクもてぎもオーバルコースで、スタートはローリングスタート方式(ペースカーに先導されてのスタート)。最低でも320km以上の距離を走行するため、レース中の燃料補給やタイヤ交換のためのピットストップが余儀なくされます。ピットストップを行うタイミングによってはレースに大きな影響が出てしまいます。インディーカーは平均時速300kmで展開する超高速バトルで、今回は200周を競い合いましたが、どのチームもマシンの性能にはほとんど差がないため、マシン同士が前後もしくは左右にぴったり並んだ接近戦がインディーの醍醐味とも言えるでしょう。

連日の豪雨により日曜日に延期された決勝は、インディー史上に残る展開となりました。午前11時、スタート直後にマルコ・アンドレッティ選手がクラッシュ。この日ポールポジションでスタートしたエリオ・カストロネベス選手は2番手を走るスコット・ディクソン選手を快調にリード、その差を広げていました。しかしカストロベネス選手は91周のピットインでディクソン選手にリードを許してしまいます。トップに立ったディクソン選手は順調に周回を重ね、あと57周を残して、終盤に向けて燃費勝負の展開となりました。

いよいよ残り10周を切ったところで、先頭グループが次々と燃料補給のためにピットイン。これを機にカストロベネス選手がトップに戻りましたが、一瞬の隙を突いて背後からダニカ・パトリック選手が豪快にカストロベネス選手をパスし、そのままトップでチェッカーフラッグを受け、優勝を飾りました。これはパトリック選手の初優勝であると同時に、女性ドライバー優勝というインディー史上初の歴史的快挙でもありました。

武藤英紀選手は9グリットからのスタートで終始10位前後のポジションをキープしながら追い上げのチャンスを伺うものの、今回は11位という結果に終わりました。次のレースでの巻き返しが期待されます。

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